実名での人間関係の地図 - 梅田望夫さん

フェースブック」の急成長に感慨と無力感を覚える -梅田望夫さん



梅田さんの記事にあるのと同じことを感じます。いくつかあげてみます。



フェースブックFacebook)にはとにかく驚きましたよ。ここではいったい何が起きているんだろうとはじめは思った。どうして全員が、実名で、しかも実際の顔写真をネット上に載せているのかって......」

 →TechCrunchでは昔、みんなどうかしたのか、携帯電話の中身を後悔するなんて?って驚きの記事を書いていましたね。



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「僕も最初は、実名と顔写真を載せるのが怖かったんだけれど、ああこっちの世界は、実名を出して、顔写真や個人情報も出して、自分はこういう人間なんだということを表現し続けなければ生きていけない、そういうルールの世界なんだなってわかった。

→日本ではまだまだ怖いというイメージがありますよね。でもFacebookだとみんながそうだからということで、登録している日本人もみんな実名です。でもきっと英語だから安心しているのかもしれません。



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誰と誰が付き合っているかなんかもわかっちゃうんですよ。でもそういうふうに生きるものだと慣れたら、ぜんぜん怖くなくなって、今度は逆に便利で便利で仕方ない。

→実名で晒されるのはごくごく一部のことだけど、マスコミや掲示板で誹謗中傷みたいになるからよけいに怖くなるんだと思います。そこまで行く人は実はかなりの有名人なんです。つながりは本物でリアルであればあるほど便利なのは間違いないですよね。



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逆にミクシィが不便に感じてしまって。だってほとんど匿名で、しかも写真はペットやアニメのキャラクターとかしかついていないから、何もわからないし何もできなくて......」

→まあ、これはよく言われることです。でもニックネームはニックネームの良さがあるのでそれはそれでコミュニティとして有効だと思います。ただ実名ベースのコミュニティが広がることは経済的なつながりとしてメリットが大きいということです。



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実名でこそ意味が出る「人間関係の地図」を、壮大なスケールで今まさにネット上に構築しつつあるのだ。

→これをソーシャルウェブ時代のソーシャルグラフといってウェブ時代のハイパーリンクに相当する革命になっていくのは確かだと思います。



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ビル・ゲイツ(一九五五年生まれ)がマイクロソフトを創業したとき同様、二十歳のときにハーバード大ドロップアウトし、しかもグーグルの創業者たち(一
九七三年生まれ)よりもさらに十一歳若いズッカーバーグ。ヤフーなどメディア大手からの一千億円を超える企業買収オファーを断り、フェースブックこそが、
マイクロソフトやグーグルにはできなかった「あらゆる人間についての情報を込みにしたオペレーティングシステム」になると、二十三歳の彼は豪語している。

→僕もソーシャルウェブとリアルな人間のつながりが次のウェブになることに気づいたのは2004年くらいだったけど、実際にコンセプトを企画に実現するまでに時間をかけすぎた感がします。こういうのはいつの時代もやはり若さからくるものだと本当に思います。



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「実名での人間関係の地図」となると、日本語圏ネット空間では未来永劫生まれそうもないものが、ひょっとすると英語圏には構築されるのかと感慨深く、しかし同時に無力感のようなものすら感じるのである。

→まったくもって僕も同じことを言われます。今はビジネスに特化していますが実名のネット空間が日本で構築できるのかどうか、、、でもこれを事業にしている以上僕と梅田さんの違いはこの事業をあきらめずひとつずつ実現していくことかなと思います。

SBI Robo 渡部薫