匿名ウェブと実名ウェブの信頼性の差

日本のウェブが中国に抜かれる日 池田信夫Blog


今後Web3.0ともいうべき真のセマンティック・ウェブができるとすれば、それはグーグルのようなページのリンクからFacebookのような人のリンクになると予想されるからだ。


今後ウェブの信頼性の担保がページからページのバックリンク、すなわちGooglePageRankからソーシャルグラフに移行するのは明らかで、現在のように膨大な情報やこれまでの常識を超えた人と出会える環境になればなるほど、自分をデジタル化してオープンにし、検索エンジンに最適化した方が有利になります。

このように人の信頼性が確立されたウェブが出てくると、当然確立されていない日本のウェブは世界の情報流通からまた遅れてしまう可能性が出てきます。情報が最も速く正確に配信されるのが人間の信頼関係だからです。

日本ではまだまだ実名による自分のデジタル化に不安や恐れを抱く人が多いと思いますが、実際にはそれほど問題が起きることはありません。

いずれにせよウェブで実名が晒されるのは実社会で問題を起こした後であり、公開していてもしていなくても匿名ウェブの餌食になるものです。そうならないように防衛しておくのも一つの方法です。

※ここで紹介されているOPI社には北尾CEOの日記にも触れられている通りSBIも投資しております。またSBI Businessはこの世界的な実名コミュニティの流れを先取りした実名推奨ビジネスパーソン専用コミュニティ&ソーシャルグラフサービスとして展開しております。現在登録者数約2万人と日本にも少しずつ根付いていくのではないかと思います。


SBI Robo 渡部薫