コストが限りなくゼロに近づく

「コンテンツは無料」の時代にいかに稼ぐかを考える


ロングテール理論の提唱者クリス・アンダーセンの記事を抜粋

・技術進歩により、情報の処理・保管・伝送にかかるコストは限りなくゼロに近づき、人間が行う作業もソフトウエア化された瞬間にコストが限りなくゼロに近づく

・ 限界コストがゼロに近づくなか、ネット上では無料ビジネス(free business model)が可能になっているが、それで収益を上げるには需要者と供給者に加えて第三者が介在しなければならない

・ その先例はマスメディアのビジネスモデル(無料で番組を視聴者に提供して収益を得る)であり、ネットに関わるあらゆる産業にマスメディア型の無料ビジネスモデルが広がるであろう

・ ネット上では貨幣価値が希少性を測る唯一の手段ではなくなり、評価(reputation)や注目(attention)といった要素(外部経済効果)の重要性が増大しているが、無料ビジネスはそれらの新たな希少性を獲得するために必要なのである