SBI Robo一周年とフォーカスすべき事業

今日はソフトバンクRoboからSBI Roboに移ってちょうど1年になる記念日です。思えば昨年の今頃はソフトバンクRoboでいろいろありました。

モバイルサーチを目的とした会社からウェブファイナンス向けの事業変更は、大きな変更でしたが、この1年ファイナンスウェブサービスの両方を見つめなおし、新しいサービス企画が出来上がったと思っています。

会社そのものもソフトバンクに残る人材がほとんどでオフィスも含めほぼ最初から立ち上げなおさなければならなかったので体制を整えるのに数ヶ月かかりましたが、今はようやく事業を共にできる仲間が集まったという感じです。

これまでの成果をまとめてみますと、
2月にFASTとのJVになり、サーチテクノロジーを導入
3月にファイナンス2.0コンセプトの元、SBI Financeの企画を立ち上げ
4月から具体的な開発に取り掛かり、
6月にE*Trade(当時、現:SBI証券)向け銘柄検索E*Searchをリリース
http://finance.sbibusiness.com
7月は仮想経済圏の取り組みとしてSTUDIO4℃と東京0区の構築に向けたJVの基本合意
8月は銘柄に紐づくキーワードを30万語から300万語に増強、その後もバージョンアップを続け、次期E*Trade(当時、現:SBI証券)には標準の銘柄検索で導入
その一方、ソフトバンクRoboから引き継いだアプリケーションや資産を整理し、
9月、10月は大きなニュースはないですが、Roboとしての完全オリジナルサービスであるビジネス検索SNSサービスSBI Businessの開発に集中し、ビジネス人物検索では、12万人以上の人物を検索できるインデックスを構築しております。人物インデックスは今後100 万人、1000万人と増強したいと思っています。
今月11月はモバイル向けメッセージングプラットフォームをリリースする予定で、来月12月には
SBI Businessと東京0区の全体像をついにお披露目できるのではないかと思います。その準備に毎日追われております。
正直なところ思ったより時間がかかってしまいました。しかしながらRoboの実力や今いる人材でどこまでできるかというのははっきりしました。

Roboの今後フォーカスすべき事業は、ファイナンスよりも、デジタル社会の"ビジネス"で、ビジネス情報、つながり、価値にコミットし、2008年はSBI Businessを成功させるべく、すべてのリソースを投入することだということです。
当面の競合は米国のLinkedinですが、日本向けにカスタマイズした機能で勝負したいと思います。このように目標がはっきり見えると事業としてはあとは進むだけ、という強い気持ちになれます。

またSBI Beyondによる東京0区も徐々にその姿を表していく予定です。

SBI Robo 渡部薫