Tablet PCで小学校の授業が変わる?

和歌山市内の小学校で、Tablet PCを使った授業が行われている。PCをノート代わりに使い、
問題を解く過程などを保存。どこでつまずいているかが分かりやすく、指導に役立つという。

ITmediaNewsの記事より
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0805/22/news009.html

昨年の10月から、和歌山の有功(いさお)東小学校を初めとした全国のいくつかの小学校で、
変わった取り組みを行っています。
それが授業にTablet PCをノート代わりに利用するという取り組みです。

実はこの取り組みは研究の一環で、教育機関で、PCや学習ソフトなどのIT製品を活用することで、
学力向上や校務の効率化が図れるかを研究しているのです。

有功東小学校では授業で児童にTablet PCを1台ずつ配り、Tablet PCをノート代わりに私用したり、
漢字練習ソフトで漢字の筆順を学ぶといったことを行っています。Tablet PCを利用することによって、
解答用紙のファイルを子供たち同士で共有したり、子供が問題を解いた過程を保存しておくことで、
先生が後から確認して教えることもできるというメリットがあります。


また、Tablet PCを利用することによって、子供が自分が欲しいノートを作ることも簡単にできるため、
子供の自主性も高まるというメリットがあるそうです。

こうした新たな取り組みは子供たちに良い影響を与えそうですね。今の子供たちにはオリジナリティ
や想像力が欠けているといわれています。
そんな子供たちが自分で考えて、自分だけのノートを作っていけるのは、子供にとっても楽しい
ですし、理解をしながら勉強を進めることができるでしょう。
また、担任の先生も、子供たちのノートの中を見ることができるため、その子供の状況を勉強面の
状況だけでなく、心理的な状況も理解しやすくなるのではないでしょうか?

ちなみに、メディア教育開発センターが発表した「ICTの活用による学力向上に関する総合的分析
評価」の調査結果によると、アンケートに答えた教師の97.3%が「ICTの活用は学力向上に効果が
あった」と解答し、また態度・関心・意欲が向上すると答えたのは98%。知識・理解が深まると
答えたのは95.5%とのこと。

今後、Tablet PCを初めとしたICTの活用がどんどん進んでいくことになるのかもしれませんね。

※ビジネス向けですが、マイクロソフトHPでTablet PCの使い方を紹介しています。
http://www.microsoft.com/japan/windowsxp/tabletpc/default.mspx

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