携帯電話がほしがる年頃の子をもつ親としての危機感

ITmediaNewsによると
DeNAの前期は、売上高が前期比2.1倍の297億円、営業利益が2.8倍の126億円になるなど、
モバゲータウン」の好調で業績が大幅に拡大した。とのこと。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0804/30/news107.html

ここ数年、携帯電話のコンテンツは急速に需要が高まっており、そのなかで特に
中学生・高校生を中心として根強い人気がある「モバゲータウン」はアバター
能や、ミニゲーム機能、SNS機能などが取り入れられている。

時間さえあれば携帯電話をいじっている今の若い子達にとっては、こうした手頃
で時間を潰すことができるゲームはちょうど良い遊び道具なのかもしれない。

ただ、こうした携帯電話コンテンツを若年層が利用することに対して懸念点もあ
ると思われる。

携帯電話のコンテンツの中には数百円レベルの有料サービスが散りばめられており、
それらは携帯電話を通して購入することができる。つまり携帯電話によって、
自動的に支払いがなされるため、ボタンひとつで形のない商品が購入できてしまうと
いうことである。

この行為はお金を支払うという感覚が非常に軽薄なものであり、ましてや
携帯電話の代金を親に支払ってもらっている子供たちにとっては「たかが数百
円」を繰り返し買うことによって、莫大なお金が支払われる結果となる。

モバゲータウンでは、1〜3月期売上高51億円のうち、47%がアバター販売による
ものという報告がされており、この金額は今後もますます増えていくのではないだろうか?

携帯電話のコンテンツは、私たちの日常生活に情報やエンターテイメント的
コンテンツなどをもたらしてくれるメリットがある。
これらの技術的な進歩は今後も注目されていくことには間違いないと思うが、
子供の金銭感覚を狂わせることや、親の財布をジリジリと絞っていくことも
決して無視はできない点であると私は感じる。

いつから自分の子供に携帯を持たせるか。どう教育するか。
悩ましい今日この頃である。

FB