世界のウェブページ数は400億以上???

現在はもやは正確な統計が取れていないようですが、いろいろ調べた結果、今は全世界でウェブページは400億ページ以上ありそうです。

Googleが2004年までインデックス数を公表していたときは約80億ページでした。あれから4年、しかもブログやSNSTwitterのようなミニブログまでも生まれ、ケータイ向けのウェブページも増殖していることを考えれば、400億どころか1000億くらいあっても不思議ではないですね。

ある統計だとすでに中国語だけで100億ページあるとのこと。果たして日本語のページはどのくらいなのでしょうか。400億の1割だとしても40億、5%だと20億ページになります。

いずれにせよ、この5年間でウェブページは爆発的に増えており、想像を絶しますね。現在SBI RoboではSBIグループすべてのウェブページをクロールしてインデックスしていますが、SBIグループが持っているウェブページ総数はどのくらいだと思いますか?

次回はウェブページ数と検索エンジンの関係を説明します。

世界のウェブページ数は400億以上??

今日は出かける予定でしたが台風並みに風が強いので自宅でのんびりすることにしました。

さて、ここ数年でこんなにも爆発的にウェブページが増えたのなら当然GoogleYahoo!検索で上位を取るのがますます難しくなったということです。

また多くのユーザが検索になれてきたのでキーワードの組み合わせをしたり、ロングテールな言葉で検索をするようになります。ということはどれだけたくさんの言葉でウェブページをひっかけてユーザに届けられるか、というのもウェブ制作戦略として重要なわけです。

近年PVを伸ばしているAmazonWikipediaはてな、FC2、アメーバなどはユーザが自らどんどんページを作っていってくれるので自然と検索結果の上位に表示されることが多くなります。そのようなウェブページの作用をきちんと理解してウェブ制作をしているかどうか、これが重要です。

例えばSBIグループでいうと99年に設立されてからどのくらいの割合ウェブページが増えてきたでしょうか。子会社が設立されるごとに企業ページとサービスサイトが立ち上げるわけですが、そのページ総数がどのくらいかみんな知っているでしょうか。

もし仮に日本語のページが20億ページだと仮定します。SBIグループが持っているウェブページが仮に2万ページだとすると、0.01%にしかなりません。FC2のブログ会員が200万人でひとり平均5ページブログを書いたと仮定すると1000万ページになります。実に5%にもなります。

AmazonWikipediaはてながそのサービスの特異性だけで普及していったわけではありません。いくつかの要因になぜかどんな言葉で検索しても上位にこの3社のサービスが出てくるという循環を生んだわけです。

金融に関するビックキーワードからロングテールなキーワードまでどのくらい数があるかわかりませんし、組み合わせにすると無限になると思いますが、これからSBIが社会に認知されていくのにはウェブでの露出を増やしブランド力をあげていかなければなりません。20世紀尺度でいうと銀行の看板がいたるところにある、というのと同じことです。

現在Roboで準備中のウェブページ総数は数百万ページになります。これはロボットが生産しているページなので検索エンジンのインデックス価値はあまり高くはありませんが、今後はユーザさんによる記述を大幅に増やしロボットと人間の力によってページを増やしていきたいと思います。僕がここに毎日ブログを書いて、Roboのページにもコピペするのはそういう理由もあります。地味ですがこうした活動で増やしていくしかないんですね。そしてこうした活動は大企業ほど苦手なんです。企業は社員にブログを書くことを奨励しないし、そもそもその立場にいる人が書けない、書かないですからね。個人ブロガーがあらゆる言葉の上位を取る日もそう遠くない未来に来るでしょう。「銀行」という言葉は企業である銀行が持つべき言葉なのか、1万人のブロガーが創りだす「銀行」というウェブページが持つべきものなのか、企業対個人の言葉の奪い合いです。

ウェブで存在感を示すというのがいかに気の遠くなる競争に入っていくか想像してください。

SBI Robo 渡部薫