ウェブグローバルとLOST Season4

米国ではLOSTの最新版Season4が始まりました。

http://en.wikipedia.org/wiki/Lost_%28season_4%29

TSUTAYA、DVD、スカパーなどで観ている人も多いのではないかと思います。



2月7日に第2話が米国で放映されたばかりですが、すでに世界中の字幕付きで視聴できるようになっています。僕はSeason4がほぼ同時に視聴できることよりもウェブが社会にもたらしている影響に驚愕します。



ウェブ、それはもう世界をどんどん狭くしてグロ−バルワンの文化、言語、エンターテイメント、ビジネス、出会い、裏社会を形成しているとてつもなく大きな社会なのです。



僕の記憶する限り、70年代、80年代の小学生、中学生時代に外国の生の情報を得るのはほぼ不可能でした。ましてはコミュニケーションするなどということ
はあり得ないことです。正しいことは親か学校の先生が教えてくれるものと思っていましたが、今ではインターネットでなんでも知ることができます。自分が真
実だと思うことをとこんとんまで探せばいい時代です。



高校生時代、僕は英語が得意でしたが、それが何の役にも立たない教育だったと実感したのは大学生のときホームステイしたときでした。日本の英語教育は日本
人に英語コンプレックスを植え付けるだけで本当のコミュニケーション能力を育んできませんでした。今ではインターネットを通じて世界中の言語があらゆるレ
ベルで好きなだけ学習できます。



1996年から始まった商用インターネットサービスは、情報やコミュニケーションを解放しただけでなく、知識の解放を実現し、2000年以降人類史上始
まって以来の知の共有と情報の発信が行われています。人間の能力とビジネスはこの10年間劇的に変化してきており、その最初の結果が今出てきています。



ウェブと脳を直結することができるかどうか、それがこれからの教育に一番必要なことでしょう。これから急速に何もかもがグローバルワンに集約されていきま
す。僕みたいな人間にそれはエキサイティングな世界でしかありませんが、果たしてこれからのグローバル競争社会、日本と日本人はどこに向かって行くのか、
僕たちの子どもたちはどうなるのか、考えさせられます。

SBI Robo 渡部薫