モバゲー進化論!?勝手サイトで起きている事実に目を

DeNA南場社長が語る、モバゲータウンの広告価値
by CNET

モバゲータウンは10代の若者を中心に20代、30代を取り込んで、モバイルの一大勢力になったと言っていいと思う。現時点で600万人もすごいけど、それが1000万人になるのも時間の問題だろうし、なによりモバイルリテラシーの高い若い世代を抑えている点が大きな特徴だと思う。

Yahoo!ユーザのほとんどは20代後半から30代だろう。96年以降インターネットが始まってYahoo!になじんできたユーザがそのままモバイルも利用しているという感じだと思うが、Yahoo!のコンテンツとモバゲー、強いてはmixiのコンテンツの質はまったく違う。モバゲーのような超遊び心やその世代のニーズにフォーカスしてコンテンツを強化していって、ビジネスモデルも単なるバナー広告ではなく、仮想世界でモノを買って着飾って、コミュニケーションして遊んで、というエコシステムがうまく機能している。

そもそも10代、20代前半は昔みたいにお小遣いを自由に使えない。理由はケータイに取られるからだ。だからなんでもケータイで完結してしまう。ケータイの情報リテラシーによって世界の情報リテラシーに遅れることは懸念される点だが、この若い文化がどうなっていくか、きちんと見極めていかないと思う。