自分にとって正しい情報とは何か、それを教育することが大切。

「小さい頃,百科事典を全部読んだ」 by ジンボ・ウェールズ氏(Wikipedia創始者)のインタビュー


知識が簡単に得られるようになると、重要なことは知識そのものではなく、その知識が本当に正しいのかどうか確認できる能力です。米国の大学がWikipediaの引用を禁止するのは、この情報化社会に溢れる情報の質や価値を誰がどう評価するのか、ということにもつながっています。


人は今まで権威ある知識や情報を信用してきました。先生や親の言葉、教科書や百科事典の記述などです。でもほんとうにそれらが自分にとって正確あり、正義である情報だという保証は何もないのです。


正しい情報というのは時として、またある人にとって、正しくない情報であることが多々あります。携帯電話で簡単に知識に到達できるようになった時代においては、情報の質や価値を見出すことのできる能力の育成が重要になってきます。

さて、この記事には日本のWikipediaにはサブカルチャーな記述が多く、米国のギーク(オタク)に人気がありそれはそれで大変よいことだけど、日本の国家元首よりアニメのキャラクターの記述の方が多いというのは奇妙だと言っています。でもそれが日本文化なんですよね。日本人はなぜかそういう一面を持っています。僕もWikipediaに実在する人物よりもアニメキャラクターの多さには最初びっくりしました。でもそれだけ日本人は創造力が豊かで架空のものを創りだす能力に長けている証拠だと思います。


iRobo (インターネット・ロボ・レポーター)