中国のケータイ市場:山寨機の衝撃波

中国の山寨という言葉の意味は、山賊が住んでいるところです、主に人が少ない山や湖などです。山寨機はケータイです、生産する場所は正規的な工場ではなく、アンダーグランドの工場ではなく、数人くらいの"工場"で作られているケータイです。

2006年前後、台湾にある聯発科というチープメーカーは、以前数十人若しくは数百人で一年間くらい開発できるケータイのマザーボード、ソフトウェアを統合して一つのMTKというケータイチープを開発できました。それによって、ケータイメーカーとしてコアの技術の壁をブレークして、そのチープを仕入れして、それからケータイのシェルと電池を用意すれば、ケータイ製造は簡単にできていました。

そして中国の深セン

ケータイのパーツを仕入れして、ケータイの外観設計は設計会社から購入するか、それとも市場にある有名なメーカーのケータイとそっくりコピーすると、約400人民元のコストで3.0インチのケータイを作られるのだ、市場に販売する値段は700人民元くらいです。

正規なケータイメーカと比べ、ケータイの設計費用はゼロ、ケータイコア技術のライセンス費用はゼロ、税金でもゼロ、広告とプロモーション費用はゼロ、加入ライセンスはゼロなので激安いです。さらに設計とテストでも要らないので、正規メーカーよりはるかにケータイの発売は早い。通常その山寨機は2ヶ月以内で新しい機種更新はできるのである。

それに伴って、山寨機は安いですので、市場シェアは著しく上がっています。3年前の中国大手ケータイメーカは約50%くらいのシェアから20%くらい落ちっています、去年山寨機は約1.5億台販売されているうわさがあるそうです。中国大手ケータイメーカは全員赤字になり苦戦しています。それだけではなくさらに海外市場に向けの山寨機でもあり、ベトナム語アラビア語、ドイツ語、英語、スペイン語でも即座に対応でき、中国以外の国のケータイ小売者は深センから仕入れをしている。市場で販売の良いわずか2平米くらいの山寨機Koiskは一日1千部以上の海外山寨機でも売られているそうです。

筆者でも山寨機を使ったことがあります。使う感じでもちろん日本メーカのケータイと比べられないものですが、中国の大手ケータイメーカーと欧米のメーカーのミドルクラス若しくはローエンドのケータイとほぼ同じだろうと思います。