ネタ見とテレビCM

YouTube で "TVCM" というキーワードで検索すると、誰かが勝手にアップロードした TVCM が見つかります。

15秒や30秒で作られたそれらは、ネットでダラ見するにはもってこいの長さです。コマ割り、カメラワークなど、ネットで動画を見るスピード感に近いものがあります(CM や PV の映像は、ネットで見るにも良く出来ていますね。)。

ネタ動画をコミュニケーションのために共有するという、昨今の動画消費の仕方は、番組まるごと、映画まるごとといった PC → リビング (DLNA (Windows Media Center, PlayStation 3 など), Apple TV) という文脈で語られる動画とは異なる文化を作っています。リビング PC にはスピード感のあるコミュニケーションという感覚が感じられません。

今後、ネットでネタになるように作られた CM を、TV の電波に乗せるのではなく、ネットに流すということが起きていくでしょう。ネタの場から CM コンテンツに関するコミュニケーションを発生させるという構造です。

拙作ではありますが、下の YouTube ダラ見は Google Web Toolkit の技術検証用に昨年作ったものです。適当なキーワードにマッチする YouTube 動画を連続再生します。"TVCM" と入れてみると TVCM のダラ見ができます。

森田