文部科学省の実態調査

「自殺」という悲しい事件がきっかけで発覚した「学校裏サイト」問題。
文部科学省は4月15日、こうした学校裏サイトのの5割が「キモイ」」
「うざい」といった、個人を中傷する言葉が書かれていると実態調査の結果を
公表した。

学校裏サイトは、中学・高校の公式ホームページとは別に生徒たちが自ら情報
交換の場として立ち上げた各種コミュニティサイトと規定して調査。
こうした学校裏サイトは確認できた数で3万8260件。全国の中学校・高校
の数は1万6300校であることから、2倍以上のサイトが存在していることになる。

インターネットの利用はごく当たり前の世の中になってきている。
数年前までは、中学生・高校生がホームページを見る・作るということはマレだった。
しかし、現在は小学生低学年から検索機能を使い情報を得ている。

こうしたことからも、インターネット利用層の若年化とともに、リスクやマナーといった
教育を早急に行なうことが重要なのではと感じる。

すでに多くの利用者は、インターネットのメリットだけでなく、リスクが存在して
いることに気づいているとは思うが、急激に普及し、サービスも多岐にわたったため、
そのリスクへの対策(特に若年層向け)が後手になってしまったのではないか。
いじめ問題の解決は全く糸口が見えていない中で、さらに悪質ないじめも増えて
いることを考えると、急がなければならない。

現段階で「裏サイト」はいじめの温床であると言われており、文科科学省では
「かなり深刻な状況だ。フィルタリングの普及やネットマナーの向上をはじめとした
啓発活動を進めたい」と発表してるが、対策が遅れ、インターネットから発生する
事件が続くと、若年層に対して何らかのインターネット利用規制がかかる日が来る
のではないか?と考えてしまう。

文部科学省 http://www.mext.go.jp/

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