リチャード・ブランソンに学ぶ

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リチャード・ブランソンは言わずと知れたあのヴァージングループの創始者で、僕が尊敬し憧れている人物の一人です。ブランソンのどこに惹かれるかというと、飽くなきチャレンジ精神それにつきます。



YouTubeを使えばブランソンの生の声を聞くことができます。これのネットが起こした偉大な革命のひとつですね。こんなに簡単にブランソンに触れられるとは。






ブランソンは冒険家としても有名ですが、どうやら地球上でのビジネスと冒険に飽きたらしく今は宇宙ビジネスと宇宙への冒険が彼の生きるエネルギーになっているようです。



今の日本の閉塞感のあるみんなに言いたい、社員にも言いたい。



生きる目的などは誰も与えてくれない。

人生の喜びは自分で掴み取るしかなく、誰かにプレゼントされるものではない。

お金持ちになることが幸せでも、何もしなくてもいい不労収入が増えれば幸せにつながることは決してない。



人生においても、仕事においても何かやらなければならないこと、人が生きている時間を価値あるものにするには、自分でその意味や目的を見出さなければならない。



有名な言葉にこういうのがあります。

ある国の王が民にここに石を運べと命令した。

単に運べと命令した王と、

ここにはみんなのための美しい教会が建つんだ、と説明した王の命令を受ける民の働きぶりはまるで違う。と



これは単純な作業に明確な目的を与えることによって労働者のモチベーションが上がるという例えばよく使われます。



僕はこの意味をよく理解できますが、真実はまったく違うと思っています。この話には王という完全な支配者と民という完全な従属する労働者の間の話でこの二つには決して超えられない支配関係があるからです。



もしあなたが今日会社や上司に与えられている仕事に疑問を持ったり、不満を持ったりしているのであれば、その上司次第ですが、それはモチベーションを上げるための目的が与えられていないのではないです。



あなた自身が何のためにこれをするのか、考えることを放棄してしまっているだけです。



なぜなら今の日本の社会に明確な支配者と労働者のような格差はなく、石を運びたくないのなら運ばなくていいからです。それでも王に付いていくのなら自分でなぜ石を運ばなければならないか、石を運ぶための情熱を見出さなければならないのです。



その積み重ねと、経験、成功体験、失敗体験だけがあなたがもし上の立場になって部下や下に続くものへ何を成し遂げてもらいたいと思ったときに初めて実感として理解できるようになるでしょう。



それが人間が他の動物と異なり、生きるため以外のある意味無駄な冒険への挑戦を可能にしている進化の情熱なのです。



仕事を与えられるのは動物でもできる

目的を与えられるのは奴隷でもロボットでもできる

目的を自分で考えられるのはあなたしかいないのです。

SBI Robo 渡部薫