ネット依存症

少し前の読売新聞の連載記事に書かれていた、「ネットの人格が現実も支配」について

記事には、ある精神科クリニックに訪れる人たちのことが書かれているので抜粋して紹介したい。

このクリニックには、インターネットにのめり込んで仕事や学校に行かなくなる(いけなくなる)人が
月間20人くらいいるそうで、6-7年前から目立つようになったとのこと。

事例?
オンラインゲームに没頭するうちに生活リズムが昼夜逆転し、外出先はコンビニがメインとなり、人付き合いを避け、家族とも会話しなくなる。

事例?
普段はおとなしいのに、ネットでは冗舌。
延々と書き込みをし、中には他人を中傷する人。
中傷するかどうかは別として、映画「電車男」のワンシーンのようなイメージ。
大学生から30歳代の男性が多いとのこと。

この事例?については具体的な内容が書かれていたので、さらに紹介する。

20歳代後半の男性
会社を辞めて2年ほど実家に引きこもっている。

症状
ネット上で振舞う人格と、現実の自分の区別ができなくなった。

具体的内容
男性は、ネットの中では「ベンチャー企業の社長で大金持ち」で振舞う。そのうち、100万円もする高級ブランド時計やベンツを購入。
(働いていないので、実際はローンや消費者金融からの借金で購入している)
母親がびっくりしてクリニックにつれていったが、初診の際も、「自分は社長。これくらいは買える。」と真顔で答えたそうである。

※ちなみにこの方は、カウンセリングを定期的に受け、今は社会復帰済みで
事務系の仕事をされているそうである。

これは極端なケースではあるが、ネット上で別の人格を持ったとしても、ネットでの活動は「そこそこ」にしていないと、本当の自分を失いかねない危険が潜んでいるので注意が必要だ。

皆さんの周りには、自分を失いかけている人はいないですか?

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