便利さと安全さは表裏一体

Gmail、CAPTCHAを破られスパムボットの犠牲に:ニュース - CNET Japan

Webサービスのアカウントを作るときや、セキュアなサービスを利用するときに、
お目にかかる「なんだか読みにくい文字」の画像をユーザーに読み取らせて
入力させる仕組みがCAPTCHAです。

人間か、(悪さをする)ロボットかを見抜く仕組みです。

その精度が高いといわれているGmailアカウント発行時のCAPTCHAが「破られたか?」
というのが冒頭の記事です。

Gmailアカウント登録画面の見ていただけるとわかりますが、
人間が見てもとても読みにくい文字が踊っています。

記事にはGmail経由のスパムが1.3%から2.6%に上がったと書かれていますが、
このくらいの伸びだと、実はまだ精度が悪く、読み取りに失敗したり、成功したり
苦労しているロボットの姿がみえるような気がします。
これはこれで、さらに対抗する技術を生み出す原動力になるので、悪いことだけでもないと思います。

普通に入力を間違ってしまう人もいて、そういう意味では不便な仕組みですが、
安全にサービスを提供する上ではトレードオフなところが、
サービス提供側としては悩ましいところです。

sekine