イマジネーションの膨らませ方 その2
表現は世相を反映するものだと思っています。
"イマジネーションを形にする作業"は、人間の内面や欲求(興味、嫌悪)などを深く見つめる作業です。
人間の内面の構築には、経験や社会情勢が大きく関係している為、表現は世相を反映すると言い得るのです。
(事実、アメリカの9・11以降にアメリカのミュージシャンが発信した音楽は非常に物悲しく、また感情を包み込むような音楽が増えていました。)
そういったことを踏まえて、現代の表現について少し考えてみます。
ここ最近需要が高いケータイ小説(携帯電話を利用して執筆し、閲覧される小説)ですが、それらの内容を見ると、ある共通したキーワードが数点挙げる事ができます。
それは
です。
ケータイ小説は感受性の強い10代から20代を中心とした若者が中心で、それを通じて大手出版社によって書籍化されることもある為、プロではない人たちの表現ばかりです。
しかし、それらは間違いなくアートであり、著者はアーティストです。
ベテランに比べたらまだ不足する部分もあるかも知れませんが、自分の内面を深く見つめており、表現はエネルギーに溢れています。
そんな人々が表現し、それに共感できる言葉が上記の「レイプ」「リストカット」なのです。
これらは非常に刺激的な言葉で、聞いた人の興味を引くものですが、しかし、ただ単に興味を引くためだけにそういう言葉を使っているのでしょうか...。
続く(かも?)
BM