アニメはファッション化の流れ?


昨日のワールドビジネスサテライトや今月の日経ビジネスをご覧になった方は改めて感じたと思いますが、日本のアニメ、コミック、ストーリー、ファッション
は今や世界のファッションとトレンドをリードする力を持っています。これはもう10年くらい前から言われ続けていたのですが、ここ5年のブロードバンド革
命とYouTubeP2P技術の普及によってコンテンツそのものがCtoCで流通するようになったのが一番大きいと言えます。



さらにトップクリエーターがこぞって日本のクリエイティブをファッション、建築、インテリア、ビーグル(クルマ)、音楽、映画、テレビなどと取り込んでいるのがようやく一般コンシューマにも認知されるようなったのが2007年と言えるでしょう。



しかし何よりも大きいのは米国のハリウッドやテレビ局が積極的に活用し始めたことです。これによって巨額の資本とマーケットが一気に出来上がるわけで、このグローバルマスマーケティングがさらに巨大な産業を生み出していくのは明白です。



そういう意味で僕がウェブファイナンスの世界にSTUDIO4℃と組んだ理由があります。ウェブはグローバルサービスであり、目に見えるサービスであれば
あるほど先進性とファッション性、クリエイティブ性を求められます。これまで金融サービスはほとんどが目に見えないサービスでしたが、お金もクレジット
カードも、ファイナンスに関わる情報や商品はウェブという仮想世界上で可視化されていくと思います。ウェブの伝播力はすさまじく、一旦火が付くとあっとい
う間に世界中に広がることを思えば、ファイナンスSTUDIO4℃というまったく対極にあるふたつが結びついていく世界が想像できるのではないかと思い
ます。

SBI Robo 渡部薫