Facebookと大英帝国?

ウェブがプラットフォームか、コミュニティがプラットフォームか。Googleの考えはウェブがプラットフォームです。それではコミュニティがプラットフォームである考え方と何が違うのでしょうか。

Googleの力の源泉がハイパーリンクの解析によるPageRankにあるのは周知の通りです。社会の力の源泉といえばよく言われるのが人脈、人と人のつながりのことです。この人と人とのつながりがウェブではなくSNSのようなコミュニティにあるわけです。

コミュニティはウェブの一部であるければ、GooglePageRankで解析できるドキュメントの関係ではなく、人と人とのつながりを所有している点で決定的な違いができてくるわけです。このつながりはいかにGoogleの優れた技術力を持ってしてもわからない情報なのです。

Google=ウェブ=プラットフォーム=ドキュメントのハイパーリンク
Facebook=コミュニティ=プラットフォーム=人と人のつながり

さらにFacebookではすべての情報の源であるユーザ(人間)を囲っている点に強みがあります。人はFacebookで人間関係を構築し、つながり、日々のライフそのものを書き綴り、人生の分身を投影させているのです。

さて、17世紀に始まった産業革命を例に歴史を追ってみましょう。大英帝国の繁栄がそのヒントを与えてくれます。

先ほどTechCrunchに関連記事が出ていました。

つづく

SBI Robo 渡部薫