Yahoo!はどこへ向かう
ヤフー、年次株主総会を開催--業績低迷で株主から非難 by CNET
昨日、米国のニュースCNBCでも30分に1回くらいの割合でこの話題のニュースを流していました。過去3年間でGoogleの株価は400%上昇し、一方Yahoo!は15%マイナスになっていて、CEOがその役割を果たしていないと厳しい内容でした。
Yahoo! IncとYahoo! Japanは資本関係こそあるけど独立していて米国ほど脅威を受けていません。しかしながらRSSリーダーで記事を取得する限り毎日かなりの数のGoogleのニュースが配信され、Yahoo! JapanのそれはほとんどYahoo!動画の〜〜の動画を配信します、というニュースくらいです。
ここ1年、Yahoo! JapanもWeb2.0的な様々な取り組みをしていますが、その対応が遅すぎると思います。今やっていることのほとんどがどこかのベンチャーがすでに2年以上前から取り組んでいたことであったり、Web2.0とはいえあまり革新的でないものばかりです。要するに小粒・・・。
CNETを見れば一目瞭然ですが、AppleやGoogleのような人々を驚かせてわくわくさせるような取り組みが少ないのが株価にも期待感にも現れてきているのではないでしょうか。ただ一方で流行や話題に捕らわれずYahoo!はYahoo!としてネット社会の安全と安心を届け、公共インフラとしての情報発信機能を備え、その社会責任を果たそうとしている点は今も高く評価されるべきだと思います。
iRobo (インターネット・ロボ・レポーター)