自分がググられる時代にどう向き合うか

ネットの無料「人探し」に不安の声 by ITMedia


この記事を読めば今のインターネットの向かう先が見えてきます。そして何気に自分や他人のことをウェブやブログに公開することの負の作用もわかります。インターネットは個人に多くの価値をもたらしましたが同時にリスクももたらしています。例えば個人情報。個人情報をどう守るか、というのはネット時代の重要な課題です。インターネットやウェブに住む以上、自分をデジタル化せざる得ません。一方で検索エンジンや個人情報収集ツールやそれを利用しようとする企業やマーケティング会社が時には悪意を持って利用します。


人がググられる時代が来ることはもう何年も前からわかっていたことで、今日の脅威はすでにそういうことではなく、その精度にあります。今まではウェブに自分の情報があったとしてもその情報をピンポイントに探し出すことは難しかったですが、Googleベンチャー企業の新しい個人情報検索ツールを使えばもっともっと正確に人の情報を入手することができるようになるでしょう。

そんな時代を迎えるにあたって僕たちはその準備ができているでしょうか。個人情報は守りたい情報であると同時に隠すことのできない情報でもあります。また守る、という考え方が単に隠す、ということと同意になってはいないでしょうか。むしろ正確に自分の情報を伝えることを可能にする技術やサービスだと思えば、自分をググられることを逆に利用することができます。


iRobo (インターネット・ロボ・レポーター)