携帯電話のリサイクル

ITmediaNewsの記事より
携帯電話をリサイクルしている人はわずか3%――Nokia調べ
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0807/10/news021.html

携帯電話をリサイクルできることすら知らない人が、調査対象者の約半数に上った。

毎月のように新しい携帯電話の機種が販売されています。携帯電話には最先端の技術が
ふんだんに盛り込まれていることもあり、機能的に不満がなくとも、「最先端の機種」という
ことだけで携帯電話に換える人もいるほどです。

では、前に利用していた携帯電話はどうなっているでしょう?
「特になにもしていない」「思い出が詰まっているから、家で保管している」という人が
多いのではないでしょうか?

フィンランドNokia社がフィンランド、ドイツ、イタリア、ロシア、スウェーデン、英国、
アラブ首長国連邦、米国、ナイジェリア、インド、中国、インドネシア、ブラジルの計13カ国、
6500人を対象に調査したところ、携帯電話をリサイクルしている人は、わずか3%程度に過ぎず、
大半の人が家の引き出しの中で眠らせているという調査報告書を発表しました。

この調査では72%の人が「リサイクルは環境にとって重要なことだ」と答えたにも関わらず、
74%の人が「携帯電話のリサイクルは考えたことがない」というなんとも不思議な調査結果も
報告されました。

実は、携帯電話の本体や電池、充電器には、金・銀・銅といった資源だけでなく、「希少金属」と
呼ばれる貴重な資源も使われています。
これらの「希少金属」は、鉱山からの採掘よりも、リサイクルを行ったほうが効率的に
取り出すことができるといわれているのです。

「昔の携帯には思い出があるから・・・」という気持ちはわかりますが、実際にその携帯を
見返したことはどれくらいあるでしょうか?

環境問題に非常に高い関心が集まっている時代ですから、身近な携帯電話をリサイクルする
ところからも、環境問題の取り組みに一役かってみてはどうでしょうか?

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