携帯業界の雄「DoCoMo」はどうなる?

NIKKEI NET IT+PLUSの記事を読んで
http://it.nikkei.co.jp/mobile/news/index.aspx?n=MMIT0f000023042008

ここ数年間で携帯電話の技術進歩は飛躍的に伸びました。
それと同時に10年も経たないうちにほとんどの日本人が携帯電話を持つようになり、
小学生でも持っているようになっています。

そうした携帯電話の普及の中で、今DoCoMoが苦戦しているよう。DoCoMoは携帯電話の
需要率の大半を占めていたほどで「携帯電話=DoCoMo」という時代もあったくらいですが、
最近のausoftbankを初めとした企業の攻勢によって「一人負け」といわれるほど
ブランディング力が各社均等となってきています。

そんなDoCoMoにとって1つの転機になったのが「MNP番号継続制)の導入」と言われています。
(ナンバーポータブル制度)
このMNP番号継続制)に合わせて、各企業が広告戦略を打ち出し、DoCoMoも広告戦略を
打ち出しましたが、後手に回っていたせいか、ausoftbankの勢いには及びませんでした。

また昨年は「ドコモ2.0」というブランディングを打ち出しながらも、当初から「反撃」という他社を
意識しすぎた言葉を使ったことや、「ドコモ2.0」がこれまでとどう違うかがユーザーにはうまく
浸透せずに、シェアを他社に大きく持っていかれてしまいました。

確かに「ドコモ2.0」は話題になりましたが、自分も今までDoCoMoユーザでしたが、自分も含め、
これまでDoCoMo以外を利用してきた人には何が良くなったかがうまく伝わらなかったようです。
逆にausoftbankは各キャンペーンや、サービスは明確な違いがあったために、DoCoMoより
得なのでは?と感じていた人が私の周りにもたくさんいました。

そのDoCoMoですが、今年の7月1日よりブランドロゴを変更することになりました。

赤色のロゴに変わるわけですが、これは社員の要望も踏まえ、新しいロゴカラーに選ばれた
そうです。また、このロゴの変更からブランディングの再構築を行っていくそうです。

最近までは戦略的に後手に回ってきた感のあるDoCoMoは、この逆境から見事に返り咲き、
携帯のシェア率を取り返すことができるでしょうか?

赤色ロゴというとどうしても「ドコモ2.0」という上手くいかなかったブランドを想像してしまうのは
自分だけでしょうか・・・。

でも、キャリア同士が競い合ってユーザメリットが増えることは大歓迎です。

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