PASMOの盲点〜既存システムと繋がっていません

3月より開始したPASMOのサービスなのですが、
意外な所に盲点があり、不便を感じています。

1.精算できない不便
2.システムエラーが煩雑に起こり、復旧に時間がかかる不便。

1.精算できない不便

私は頻繁に行くところですと、回数券を買っています。
特に東京メトロの回数券は、160円区間、190円区間という運賃体系で発売され、
買うときに、どこからどこまでの区間を煩雑に乗車するか、
ということを購入時にコミットしなくても良いのは便利です。

しかし

A駅→(回数券利用)→B駅→(定期券)→C駅

とB駅で下車せずに乗車する場合、A駅では回数券で入場し、
C駅の自動精算機で回数券を入れ、請求された額を定期券を挿入することで精算し、
出場するのが理想型なのですが、
どうも自動精算機が対応していないようで、C駅での精算ができません。
その場合有人改札に行って処理する必要があり、
大きな駅だと、混雑していることもあり一苦労です。

PASMO協議会か、私鉄のシステム担当者のどちらなのかは知りませんが、
PASMOを使う人は入場から出場までPASMOを利用する」
という前提で設計されているらしく、自動精算機のフローは、
PASMOにチャージする」「PASMOでは足りない額を現金で支払う」
以外のフローが用意されていないようです。

例えば、切符で入場し、残額をお金で精算する、
PASMOで入場し、一部区間を回数券で精算する、
などという操作を要求するためにはいちいち有人改札に出向かなくてはなりません。

2.システムエラーが煩雑に起こり、復旧に時間がかかる不便。

PASMOはタッチするだけで入出場できて便利なのですが、
ICカード故に、お財布の中に入れたままタッチ、鞄に入れたままタッチ、
という方々も増えていますが、それ故にタッチが失敗する事もあります。
個人的な経験ですが、タッチは、多分20回に1回ぐらいの確率で失敗するようです。

するとタッチが失敗した改札口は閉じてしまい、
昨日図ってみると再び処理を受け付けるまで、25秒ほどかかっていました。
朝のラッシュで25秒はかなり痛く、自分がタッチを失敗した時には、
背中の方から舌打ちや隣の改札機へ向かう恨ましい、足音を聞かされることになります。
特に出場の自動改札機が2台しかない、
弊社最寄り駅東京メトロ銀座線末広町駅では、
朝ラッシュ時にやらかしてしまったら悲惨なことになります。

以前の券面を入れる自動改札機ですと、
エラーになってしまうのは、精算できていない切符、折り曲がった切符などだけで、
今は逆に改札機が閉じてしまう機会は増えてしまっている印象です。

こんな事も気になってしまうのは、忙しく余裕のない現代人だからなのでしょうか。

k-warrant