仮想世界が3Dとは限りません。

SNSとは極論を言えば
Blog+Mail+掲示板を併せ、
クローズドなコミュニティにしたものです。

またBlogとは以前にも言いましたが、
たくさんのlinkを伴うHTMLを生成するツールに他なりません。

SNSもBlogも本質的には、HTMLのソースに過ぎず、
「どんなとき」「どのように」「誰と」使うのか、
といった要素の方がユーザーの満足度に影響してきます。

新しいサービスが始まると
インターフェイスや機能に目を向けがちなですが、
コミュニティとはそれだけでは決まりません。
まずは「賑わっていて」「コミュニケーションをとる人がいて」「良いコミュニケーションができないと」
はじまりません。
それに忠実だったのが、MySpeceであり、mixiGREEだったのではないでしょうか。

GREE、モバイルSNSで仮想世界サービスを開始
http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20352497,00.htm[

の、「仮想世界には3D表現よりも社会性を意識させる仕組みが重要」という田中社長の言葉を聞くに、
その重要性が身にしみてわかります。

まだ仮想世界(メタバース)という言葉から、
3Dオンラインゲームのビジュアルを創造し、そこで何をやったらいいのか?
という疑問を持つ人をたまに見かけます。

しかし、それは本質ではなく、
コミュニティをより深化させてゆく過程で「社会性を意識させる」仕組みが求められ、
その一手段として3Dグラフィックによる仮想世界が出てきた、と考えるのが自然です。

私たちが作るものも、そんな一つのコミュニティです。
きれいで、美しいコミュニティが作れることにワクワクしていますが、
賑わい、良質なコミュニケーションをとることができるように真剣に考えてなくてはなりません。

ちなみに
こんなになりましたが、

gree.PNG

今のところ、コミュニケーションに変化はありません。